紫外線消退試験
紫外線消退試験
紫外線消退試験(紫外線照射による色素沈着抑制作用評価)
人工的に紫外線を照射し、形成した色素沈着部位に試験品を塗布して、
美白効果を評価します。
下記に一般的な試験方法で実施した試験例を記載しております。
試験の目的、評価項目などによって、試験内容を計画します。
試験例
- 被験者
① 年齢18歳~60歳までの日本人男女
② FitzpatrickのスキンタイプがⅡまたはⅢに該当する者
③ インフォームド・コンセントを与える能力を有する者
④ 試験部位に皮膚症状がない者
⑤ 光アレルギーなどの疾患がない者
- Fitzpatrickのスキンタイプ
Ⅰ 非常に日焼け(赤くなる)しやすいが、
決して黒くならないⅡ 容易に日焼け(赤くなる)しやすいが、
微かに黒くなるⅢ 日焼け(赤くなる)した後、すぐ黒くなる Ⅳ あまり日焼け(赤くなる)せず、すぐ黒くなる Ⅴ 滅多に日焼け(赤くなる)せず、非常に黒くなる Ⅵ 決して日焼け(赤くなる)せず、非常に黒くなる
- 試験部位:3ヶ所
① 対照品塗布部 ② 試験品塗布部 ③ 無塗布部
- 試験項目
① 写真撮影
② メラニン・エリスマ測定
③ 肌色測定(L*値、a*値、b*値)
④ スキンカラー判定
- 試験方法
本試験前に紫外線を照射し、各被験者の1MEDを判定します。
その後、試験部位に1.5MEDを照射し、色素沈着部位に4週間、
1日2回塗布します。1週間~4週間に数回試験項目を測定します。
試験結果:例
色素沈着部位の写真
1.5MEDの照射翌日
4週間後